白菊稲荷 初午祭のご案内

3/1㈬15:00より飯田橋一丁目に鎮座する築土神社の兼務社である白菊稲荷の初午祭が行われます

白菊稲荷は大正15年(1926年)7月、この辺りに住んでいた越後村松出身の呉服商・斉藤三郎氏が、五穀豊穣を願って伏見稲荷大社(京都市伏見区)より宇迦之御霊魂神(倉稲魂神)を勧請し、宮社を建立したのが始まりとされる(昭和58年2月23日『白菊稲荷創立由来書』、昭和61年7月発行『いいだばし 第3号』参照)。  

そしてこの宮社が、やがて地元住人にも親しまれ、菊の花と香りが好きだったという斉藤氏にちなんで、いつしか「白菊稲荷」と呼ばれるようになったと伝わる。

もっとも,伏見稲荷大社内に存する多数の稲荷社の中でも三ノ峰に位置する「白菊大神」から御祭神を勧請し,これに由来してその名称を冠した可能性も高いと考えられる。

その後も白菊稲荷は地元住人が手厚く管理、奉仕していたが、平成4年10月、当時この土地を所有していた人が、ビルを建設するにあたり、白菊稲荷部分の土地、宮社、狐像等を全て築土神社に寄贈。白菊稲荷は、正式に築土神社の末社に列せられるところとなった。

なお、白菊稲荷は2月(旧暦。現在の3月)初午の日を祭日とし、毎年地元住民や商店 ・企業関係者等が境内に集まり、商売繁盛や豊作豊穣を祈願し、神酒 ・穀物をお供えする。2月の初午を祭日とする由来は、伏見稲荷大社の祭神 ・宇迦之御霊魂神が稲荷山に君臨したのが711年(和銅4年)の2月11日で、その日が初午の日であったことによる。

~築土神社HPより抜粋~